中国の「全国通訳・翻訳専門資格試験」は翻訳者・通訳者のための適性試験で、China Accreditation Test for Translators and Interpretersの頭文字をとってCATTIと呼ばれています。
CATTIは、中国国家人力資源・社会保障部の委託を受け、中国外文局が運営する通翻訳業界の国家資格を取るための試験です。翻訳試験は、「翻訳総合能力」と「翻訳実務」の2科目からなり、通訳試験は「通訳総合能力」と「通訳実務」の2科目からなります。資格のランクは、通訳、翻訳ごとに、高い順から「訳審」、「一級」、「二級」、「三級」の4ランクに分かれています。言語は、英語のほか、日本語、フランス語、ロシア語、ドイツ語、スペイン語、アラビア語、朝鮮語/韓国語の計8言語あり、試験は上半期と下半期の年2回実施されます。英語は年2回実施されますが、他言語は年に1回の実施で、日本語の試験は上半期のみ行われます。
本講座では、主にCATTI3級、2級の日本語試験部分について講義を行います。
・中国の官公庁や研究機関などで勤務する場合、職位昇進に有利となる。
・大学院への進学試験時、特に2次試験において、同資格取得の有無が重視される。
・上海、南京などの都市で適用されている高度人材としてのポイントが加算される。
・就職において、求人要綱に同資格必須という条件が記載されていることが多い。
・本講座では、主にCATTI3級、2級の日本語翻訳試験部分について講義を行います。試験のポイントについて解説し、減点されやすい箇所、ミスしやすい箇所などについて効率的な試験対策を行い、レベルアップを目指します。
・幅広いテーマについて翻訳のトレーニングを行い、語彙を増やし、全面的な知識を身に付けます。
・全24回のうち、12回は中国語ネイティブ講師が中国語訳を担当し、12回を日本人ネイティブ講師が日本語訳を担当します。
・受講期間中、毎回4名ずつの宿題の添削を行い、各受講生の宿題を順に添削します。
CATTA翻訳(日本語)三級以上の合格に向けて、多様な翻訳演習を通じて、翻訳力を磨く。
1.中国語を専攻する学生、MTI(通訳・翻訳修士学位)を目指す大学生。
2.中国語を使う仕事に従事されている方。
3.プロの日中通訳者・翻訳者を目指している方。
日本語母語者の場合は、HSK5級~6級程度。
中国語母語者の場合は、N2以上。
中国語訳は中国語ネイティブ講師、日本語訳は日本語ネイティブ講師が担当。
16~20名(16名以上で開講、定員20名)
週2回、2時間/回、合計24回