【通訳者への道 日中通訳者が語る通訳事情】セミナー開催案内

通訳者への道

~日中通訳者が語る通訳事情~
 

中文名:

口译之路  ―中日口译工作者经验交流会―

日時:

7月30日(土)14:00~17:00(13:30開場)

会場:

国際交流基金北京日本文化センター 多目的ホール

 

北京市建国門外大街甲6号SK大廈(元凱徳大廈)3階   日本文化センター内

 

地下鉄1号線「国貿駅」D出口から西へ徒歩約2分。

言語:

母語によるスピーチ(中国語または日本語、同時通訳あり)

定員:

100人(申込多数の場合は先着順になります。)

参加費:

無料

主催:

北京大来創傑諮詢有限公司



参加ご希望の方は氏名、会社名、携帯番号、E-Mailをお書きの上、info@beijingdalai.cn宛てにお送りください。


◆セミナー開催のごあいさつ:

  ここ数年、通訳市場が拡大し続ける一方で優秀な通訳者が不足し、通訳者、特に同時通訳者への需要は大きいものの、通訳者とその仕事についての理解は十分とは言えません。「もって生まれた才能」「小さい頃からの海外経験」がなければ優秀な通訳者になれないと思われがちですが、実は一流の通訳者になるには、日々の努力、通訳技術の向上のための訓練が重要です。今回のセミナーではベテラン通訳者の経験談などを通じて、ご参加の皆様に通訳者とその仕事への理解を深めていただき、人材育成、業界の発展に寄与できることを期待しています。 

 

◆内容:

【第1部】:講演  14:00~15:35


1、译海无涯勤作舟  沟通无限巧搭桥

——講演者:蔡院森(日中会議通訳者) 

2、日本における中国語通訳の現況

——講演者:古川典代(神戸松蔭女子学院大学文学部准教授、日中会議通訳者)

3、中日口译市场的现状与展望之我见

——講演者:万紅(北京大来創傑諮詢有限公司総経理)  

  日中両国で活躍するベテラン通訳者の体験談など、憧れの未知の世界にご案内します。通訳「プロ化」に対する見解、日中両国の現場とプロを目指すための教育の現状を知ることによって、これから通訳の世界に踏み出そうとする学習者が努力すべき方向がさらにはっきり見えてきます。

  同時に、北京大来は通訳エージェントの代表として、第三者の目から見た通訳市場の発展動向や需要と供給、一流の通訳者が備えるべき職業倫理、これからの通訳市場をいかに発展させるか、といった問題について深く切り込みます。さらに、通訳業界の発展について専門家やご来場の皆さまとの意見交換を行い、今後の活躍が期待される皆様への何らかのヒントとなればと思います。 


【ティーブレーク】  15:35~15:45 


【第2部】 パネルディスカッション  15:45~16:35


「通訳者の役割とキャリア」

モデレーター:王小燕

パネリスト:蔡院森、古川典代、徐滔、周慧良、万紅 

  経験豊富な通訳者、通訳学校の講師、通訳エージェントがそれぞれ違った角度から、これまでの経験を振り返り、通訳者の社会的役割と職業倫理の向上について発言し、意見交換を行います。 


【第3部】 質疑応答  16:35~17:00 



◆講演者、モデレーターおよびパネリストのプロフィール 

蔡院森(Cai Yuansen):北京第二外国語学院日本語修士。中国在住の日中会議通訳者。日本臓器製薬株式会社、劇団四季等に勤務した後、フリーランス通訳者に転身。今年3月に発生した東日本大震災ではCCTV震災報道の同時通訳や、国際会議や日中政府間交渉等の同時、逐次通訳を数々担当。主な訳書:「貢献する気持ち」(滝久雄著)、「悪いやつら」(松本清張著)、「去りなんいざ狂人の国を」(西村寿行著)、「福翁百話」(福沢諭吉著)ほか、太宰治、遠藤周作などの短編小説を多数翻訳。 

古川典代(Furukawa Michiyo):大阪外国語大学中国語学科卒。上海復旦大学公費留学、関西大学文学修士。農水省外郭協会の専任通訳、航空会社勤務を経て、映画祭などの文化交流から、国際シンポジウム、政府関連の通訳まで幅広く活躍。カルチャースクール、大手通訳学校の講師などを歴任し、現在は神戸松蔭女子学院大学准教授を務める傍ら北京外国語大学にて研究留学中。主な著書:DHC『中国語シャドーイング入門』、アルク『中国語で歌おう!-まるごとテレサ テン編』。

徐 滔(Xu Tao):北京日本学研究センター文学修士、東京大学人文社会研究科博士課程単位取得退学。北京外国語大学専任講師を経て、現在は同大学日本語学部助教授として教鞭をとる一方、環境、経済、芸能、ファッションなど様々な分野の国際会議やシンポジウムの同時通訳者としても活躍中。同時通訳歴15 年以上のベテラン通訳者。その豊富な通訳経験から2005年より北京大来通訳講座の講師となり、通訳者の養成指導にあたる。 

万紅(Wan Hong):北京外国語学院卒業。幼少の頃、近くに住む「日本人阿姨」との交流を通して、「日本語でおばさんと話してみたい」という思いから日本語の学習を始める。大学卒業時には人生設計として日本語を発揮できる仕事に就くことを決め、独立行政法人国際協力機構(JICA)中国事務所に就職。現在は北京大来創傑諮詢有限公司総経理。主な通訳歴:四川大地震国際緊急援助隊医療チーム随行通訳、JICA緒方理事長訪中時の同行通訳など。 

王小燕(Wang Xiaoyan):日本学研究センター?日本文化コース修士。中国国際放送局日本語部記者、アナウンサーとして活躍するとともに、数々のフォーラムとセミナーで同時通訳と逐次通訳を行う。アナウンサーならではの美しい発声が魅力で、本日のセミナーではモデレーターを担当。

 

 

 

 

 

 




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