11月16日、日中通訳教育の第一人者である杏林大学大学院教授 塚本慶一先生をお招きし、北京大来主催の特別講演会を北京中青旅ビルで開催しました。
今回の講演会は、弊社の登録通訳者・翻訳者と通訳者養成講座の受講者を対象とし募集しましたところ、定員50名を上回るご応募を頂きました。今回ご参加頂けなかった皆様、大変申し訳ございませんでした。
講演会では、「日中通訳者への道」をテーマに、塚本先生の40年余りにわたる通訳現場や教育現場での体験や通訳の練習方法、日中通訳の現状と将来性などについてご講演頂きました。
長年第一線で活躍してきた塚本先生ならではのユーモア溢れる裏話も交えてくださり、会場は終始和やかな雰囲気に包まれていました。
また、「秀(見た目がきりっとしている)、雅(品がある)、神(常に一段上をめざす向上心)」が、自らが求める通訳の目標だと話され、「通訳者は黒子でありながら、存在感もなければならない。真に迫り、聞き手を感動させることができるよう日頃の自己訓練を怠らず、ブランド意識を持って現場に臨んでほしい」とのエールを頂きました。
参加者からは、「紹介されたスキルアップの方法は、普段自分も実践していることだが、ベテラン通訳者の話を通して、その裏付けが出来たので、心強く思っている」、「声量のコントロールにずっと悩んでいたが、実用的なアドバイスが聞けてうれしい」、「通訳の重要性を再認識し、教わった内容をこれから現場に生かしたい」などの感想が聞かれました。
終了後のアンケートからも、「長い現場経験に基づいたとても有意義なお話が沢山聞けて良かったです」、「人材育成への強い思いに励まされました。技術だけでなく、人間性の大切さを感じました」、「通訳のプロセス、練習方法など今後の勉強に役立ちます」などのお声が寄せられ、大変ご好評を頂きました。
今回、塚本先生のご講演では、弊社登録者、講座受講生、また弊社スタッフにとりまして大変な貴重なお話をお伺いすることができました。
また、同時に弊社と登録者の皆様、講座受講生の皆様との良い交流の場ともなりました。
今後もこのような講演会を定期的に開催したいと考えています。
当日はCRI様も取材に来てくださいました。関連記事は以下のリンクからご覧ください。
CRI:http://japanese.cri.cn/881/2014/11/24/145s229362.htm